ビルの窓で一斉に踊る70人のダンサー。ニューヨーク公共図書館の駆け抜けるゴーストバスターズ。そして毎年恒例の「ズボンなし地下鉄乗車」。このような突飛で意外な笑いを誘う騒ぎを公共の場で起こしているのがチャーリー・トッドです。彼のグループ「Improv Everywhere」がどのように騒ぎを起こして人々を結び付けているか、「TEDxBloomington」で本人が直々に語ります。
チャーリー・トッドが「ズボンなし地下鉄乗車」などのバカバカしい仕掛けやイベントを始めたのは、ニューヨークに出てきたものの表現する場がなかったからだといいます。そして、これらのバカバカしいイベントは、公共の場で騒ぎを起こして人に楽しんでもらうことが目的だといいます。
また、「ズボンなし地下鉄乗車」以外にもさまざまなイベントを行っていますが、そのいくつかには「暇すぎないか?」批判的な意見もあるようです。しかしチャーリー・トッドは「子供が遊ぶのは楽しいからであってそれ以上の理由がないように、これらのイベントも楽しむのが目的であり理由はない」といいます。
こういったイベントは、日頃、話す機会のない街中の人々の意識を共有させ、多くの人々を結びつけるのに役立っているといえます。こういった取り組みを行えば、もしかすると治安の改善などに役立つかもしれませんね。