先日スティーブ・ジョブズ氏の死後5ヶ月でアップルの株価が50%以上も上昇をお伝えしましたが、そのアップルの株価が、15日のニューヨーク株式市場で600ドルという大台を超えたことが明らかとなりました。背景には、新型iPadの予約好調などがあると考えられています。
アップル株は、この日の取引開始直後に約10ドル値上がりし、一時600.01ドルを付けました。その後は達成感から急速に売りが拡大しました。株価は、今年初めには400ドル台でしたが、業績好調や新型アイパッドへの期待で、2月中旬に初めて500ドルを突破し、その後も順調に上昇しています。
これを基に企業の価値を表す時価総額を計算すると、およそ5590億ドル(約46兆円)となり、日本で最大のトヨタ自動車の3.8倍。
また、ライバルのIT企業「グーグル」の2.3倍に上り、過去に唯一、IT企業の「マイクロソフト」がつけた時価総額6000億ドルの大台を超えるかどうかに注目が集まっています。
タブレット端末「iPad」の新型モデルの世界各国での販売を16日に控え、業績拡大への期待が高まったことから、買い注文が増えたことが今回の600ドル超えの要因とされています。
トヨタの3.8倍、グーグルの2.3倍というと恐ろしい数字ですが、果たしてこのまま業績を伸ばし続けることができるのでしょうか。スティーブ・ジョブズ氏後の新経営陣の本当の力が試されるのは、8月に発売が噂されている「iPhone 5」あたりからになるかもしれませんね。