作家の村上龍さんとエフエム東京社員の延江さんが、毎週時事について語っているRVR。vol.262の今週は、遅々として進まない被災地復興と群馬県の関越自動車道で大型バスが道路脇の壁に衝突し、乗客7人が死亡した事故について語ります。
被災地を訪れていた延江さんは、復興が進まない被災地の現状を語ります。また村上さんは、被災地の人々は50年先、100年先の復興ではなく、今すぐに必要な復旧を求めているのではないかと指摘します。
関越道高速ツアーバス事故について村上さんは、「マスコミは旅行会社やバス会社の安全管理を責めるが、仕方なく働いている人もいる」といい、価格競争が過熱していることが原因の1つだと指摘します。さらに、安全管理を優先させれば倒産するリスクもあるため働いている人もジレンマがあるといいます。
安全管理を指摘するのは簡単ですが、問題の本質は別のところにあり、バス会社だけの問題でもないといえそうですね。