作家の村上龍さんとエフエム東京社員の延江さんが、毎週時事について語っているRVR。今週は延江さんに代わって、株式会社G2010の船山浩平社長と村上さんが、福島第一原子力発電所の事故への対応をまとめた報告書「福島原発事故対応報告書」について語ります。
報告書によると、福島第一原子力発電所の事故後の対応について、当時の管首相の対応が場当たり的だったといいます。また東電の撤退を阻止したことに関しては評価できるとしています。
それに対し村上さんは、福島原発が爆発しないため東電も撤退すべきだという意見もあったといいます。また、政府が「首都圏3000万人の避難も考えた」といいますが、そんなことはみんな考えていたといいます。また、実際に「首都圏3000万人の避難も考えた」というなら、どうやってどこに人間を輸送するのか、首都圏の治安などはどうやって守ることを考えていたのかといいます。
村上さんが指摘するように、政府のいっていることはかなり無責任で無計画であるとしかいえませんね。結局、政府の想像力はその程度なのかもしれません。