まるでヘビやミミズを連想させる細長い身体に、ヌメヌメヌチャヌチャした感じがする不思議な両生類の新種がインドの北東で発見されました。この生物は「chikilidae」と呼ばれており、デリー大学のSathyabhama Das Biju教授率いる生物学者チームが発見したものだといいます。また「chikilidae」は、恐竜の時代からそのままの姿を留めており、古代のアフリカからやってきたと考えられています。
「chikilidae」は、地元の住民の間では知られていた生物ですが、住民らは毒を持った小さなヘビと勘違いしていたといいます。
「chikilidae」は、アシナシイモリと呼ばれる両生類のグループに属す生き物で、カエル、サンショウウオを含む両生類の3つのグループの中で最も原始的なものに属しています。
現在、インドでは急速な開発によってその多様な生態系が破壊されており、こういった希少な生物が人に気付かれることなく絶滅することが心配されています。