カメレオンというと、身体の色が自由自在に変化したり両方の目が別々に動かせることで有名な爬虫類ですが、これからは世界最小の称号も与えられるかもしれません。
研究者がマダガスカル島とその周辺の小島を調査したところ、爬虫類としては世界最小となる3cmという大きさの新種のカメレオンが発見されました。このカメレオンは「Brookesia micra」と呼ばれており、今回の調査では4種類の新種の生物が発見されました。
現時点で、このカメレオンは地球上でも最も小さい爬虫類の一種と考えられており、サンティエゴ州立大学のテッド・タウンセンド氏は、新種かどうかを調べるべく遺伝子検査を開始しました。
タウンセンド氏は「この新種と考えられるカメレオンは、我々がよく知っている大きくてカラフルなカメレオンとは異なっており、小さくて目立たない色をしている先祖からマダガスカルで独自に進化してきたことを示唆しています」と語りました。
今回発見されたカメレオンは、数平方マイル(数平方キロメートル~数十平方キロメートル)の範囲でしか確認されていないといいます。また専門家たちは、生息地の環境の変化に対して非常に敏感である可能性があるとしています。
普通のカメレオンはハエを食べていますが、これほど小さいとハエより小さいかもしれませんね。いったい何を食べているのかも気になる新種の極小カメレオンでした。