南米のジャングルには、まだまだ知られていない生物が数多く存在しているようで、今回発見されたパックマンのような姿のカエル「パックマンフロッグ」もその一部です。
科学者たちが地元の人々の協力を得て行った3年間にも及ぶ調査で、なんと45種類の新種の生物が発見されたことが分かりました。この調査が行われたのは南米で最小の「スリナム共和国」という国のKutari川とSipaliwini川だということで、発見された生物の中には非常に不思議なものも多く存在しているようです。
「パックマンフロッグ」と命名されたカエルは、カエルやネズミを丸呑みできる大きな口が特徴です
発見された動物は、虫、魚類、両生類など千差万別で、中にはピラニアから身体を守るためにトゲを生やした魚や巨大な口を持つカエル、巨大で奇怪な姿をしたカブトムシなど、これまでにない生物が確認されました。
今回の調査は、科学者を中心とした非営利組織「コンサベーション・インターナショナル」によるもので、同団体はこれまでにKutari川とSipaliwini川だけで約1300種の新種の生物を発見しました。
南米最小のスリナム共和国は、大西洋に面した首都パラマリボを中心に50万人の人口を抱えています。また、国土の大部分がギアナ高地にあり、そこでは独自の生態系が築かれています。
「Crayola Katydid」と呼ばれていた羽の美しさが特徴のキリギリスの一種