抜け毛や円形脱毛症によって髪の毛を失い禿げてしまう人は珍しくなく、多くの場合はハゲを隠すために植毛やカツラをつけます。しかし、それらの処置は非常に高価であり、お金が無い人にとってはとても手が届く代物ではありあません。そんなときには、安価で半永久的に頭をカバーできる髪タトゥーもいいかもしれません。
この髪タトゥーは、頭に髪の毛のような刺青をいれることで、あたかも髪の毛が生えているかのようにカモフラージュする技術です。
発案者のイアン・ワトソンさんは、20代半ばにして兄を失ったストレスによって脱毛症となりました。脱毛症となったイワンさんは、どうにかハゲを隠すために頭にペンで点を描くように未亡人となった義理の姉Ranbir Rai-Watsonさんに頼みました。この点によって髪の毛が生えているように見せるという一見馬鹿げたアイデアは、実は素晴らしいアイデアであることが分かりました。
イアンさんは、その後このアイデアをメイクアップアーティストや脱毛の専門家と研究し、数年後にタトゥーによってハゲをカモフラージュする技術を完成させました。この技術はMHT(Micro Hair Technique)と呼ばれており、患者に応じてインクの色合い、点の大きさ、密度などを調整しながら施術されます。
通常の植毛手術には4万ドル(約316万円)程度の費用がかかるのに対し、このMHTなら3000ドル(約23万7000円)程度の費用しかかからず短時間で半永久的にハゲをカバーすることができます。
ご覧のとおり、仕上がりにも違和感がありません。長髪には無理かもしれませんが、短髪ならカバーできますね。刺青によってハゲをカバーする最新技術「髪タトゥー」でした。
脳梗塞の疑いでMRI検査を・・って時に困るよね、これ