海外メディアの報道によりますと、グーグルが有料テレビサービスに参入する可能性があることが明らかとなりました。グーグルはすでに、アメリカ・ミズール州カンザスシティでテレビサービスを提供するための申請書を提出しており、もし承認されれば有料コンテンツの配信をするとみられています。またコンテンツ以外にも「Google TV」の開発が噂されており、どうやらテレビ事業に本格参入することとなりそうです。
グーグルがテレビ事業に参入するにあたってカンザスシティを選んだ理由としては、同社のデータセンターがアイオワ州に設置されており、平均的なインターネット接続より100倍速い超大容量のデータ通信が行えるためだとされています。もしサービスが提供されれば、映画やテレビ番組などを配信する可能性があるといいます。
また以前からグーグルは、タイム誌、CNN、ワーナー・ブラザーズを抱える「タイム・ワーナー」、ディスカバリーチャンネルでおなじみの「ディスカバリー・コミュニケーションズ」「ディズニー」などとも協議を重ねてきたことが指摘されています。
今回の件に関して、グーグルの担当者はコメントを発表していません。
グーグルはコンテンツ以外にも、「Google TV」を開発しているとされています。この「Google TV」は、音声制御テレビだといい、声によってさまざまな操作が可能です。また、アンドロイド搭載のスマートフォンやタブレットによっても操作できるようになっています。
グーグルがテレビ事業へ参入すれば、おそらくインターネットを絡めたサービスが提供されることでしょう。これまでテレビとインターネットは敵対する関係でしたが、グーグルによって変革がもたらされるかもしれません。