作家の村上龍さんと電車から落ちたエフエム東京社員の延江さんが、毎週時事について語っているRVR。今回は、地方にアルバイトに行っている延江さんに替わってG2010の代表取締役社長の船山浩平さんとウォール街のデモについて語ります。
村上さんは、拡大する反ウォール街デモについて「ニューヨークには、昔から反体制的文化が根付いておりリベラルな人々が多い」と語り、格差社会の影響を受けている貧しい高学歴者が参加していると分析します。
また、日本のデモに話が及ぶと、反ウォール街デモは若い人が中心になっており、昔の日本でも安保闘争や学生運動があったと言います。その経験の中で、多くの人が集まれば何かが変わるというのを実感しているが、若い人々は「自分たちの行動で何かを変えたという実感がないと、デモをやろうと思わないのではないか」と指摘しています。
反ウォール街デモ参加者の主張におかしな点はあるが、ウォーレン・バフェットなどお金を儲けている本人が「やりすぎだ」と言っているくらいだから問題があるのだろう、としています。
世界各地に飛び火している格差デモは、今後どのような展開を見せるのでしょうか。