SNS世界最大手の「フェイスブック(Facebook)」が、位置情報共有サービスを提供している「Gowalla」を買収したことが明らかとなりました。今後、この買収によってフェイスブックで、タイムライン上で機能するロケーションサービスなどの提供が予想されています。
Gowallaは、GPSを使った位置情報を基にさまざまなサービスを提供しているforsquareなどと同じようなサービスを展開していましたが、最近では旅行ガイドサービスなどへの転向を図っていました。
ここ最近Gowallaは、ライバル企業のforsquareなどに位置情報共有サービスの分野で遅れをとっていたようです。
Josh Williams氏を含めるGowallaの従業員の多くは、本拠地だったテキサス州オースティンを離れて、すでにフェイスブックの本社があるカリフォルニア州パロアルト市に移っているようで、今回のフェイスブックの買収は完璧に成功したと評価されています。また、一部の従業員はオースティンに残りフェイスブックの事務所として機能する予定です。
フェイスブックは、今回の買収で得たノウハウなどをフェイスブックのタイムライン機能の充実に充てるビジョンを持っているようです。フェイスブックの位置情報共有サービスの充実によって、これまで接点が少なかったforsquareとのシェア争いも、今後は過熱していきそうです。