最大手ポルノサイトはグーグルやフェイスブックに匹敵することからも分かるように、エロは世界を変革しITを推し進める大きな原動力となっているようです。
今週イギリスで行われた1863人を対象とした世論調査で、電子書籍端末ユーザーの34%が電子書籍端末でエロ小説を読んでいることが明らかとなりました。
また、57%の電子書籍端末ユーザーが「ハリー・ポッター」などの子供向けの本を読んでいることを隠すために電子書籍端末を利用しており、一方で26%のユーザーがマニアックなSF作品を読んでいることを隠すために使っていることが明らかとなりました。さらに全体としては、ユーザーの58%が読んでいる本の内容を隠すために電子書籍端末を使用していることが判明しました。
この結果からも、多くの人が自分の嗜好を隠蔽するために電子書籍端末を利用していることがうかがえます。その証拠として、5人に1人が電子書籍端末を紛失しても自分のものであることが知られるのを恐れて探さないと答えました。
しかし別の結果として、71%の人が自宅の本棚には自伝、政治回顧録、ノンフィクション作品などを並べているといい、一方でこれらの作品を電子書籍端末に入れている人は14%しかいないことも分かりました。
そして、55%のユーザーが本棚にある本の3分の1も読んでいないと答え、10%の人は本棚の本を全く読んでいないと答えました。
最も人気の電子書籍のジャンルは、1位のスリラーに続いて、2位ミステリー、3位ロマンス、4位ユーモア、5位ファンタジーという順位となりました。
今回の調査から、多くの人が人に見られる本棚には難しい本を置いているが読んでおらず、本当に読みたい本は電子書籍端末に入れて読んでいることが明らかとなりました。電子書籍端末の普及で、ヒットする本や読まれる本の傾向に変化が起こっているのかもしれませんね。