一昔前、「ねるねるねるねは・・・ヒッヒッヒッ・・・練れば練るほど色が変わって・・・こうやって付けて・・・うまい!テーレッテレー♪」という何かのお菓子のCMがありましたが、今回ご紹介するブリッグス・ラウシャー振動反応の化学実験動画も混ぜれば混ぜるほど色が変わりまくります。
日本の女子高生が研究してアメリカの科学専門誌に掲載された「BZ反応」も、この化学振動反応ということを念頭においてご覧ください。
この化学実験は、ブリッグス・ラウシャー振動反応を撮影したものです。3種類の液体を混ぜ合わせて攪拌(かくはん)することで化学反応が起こり、中の液体がぐるぐるぐるぐると違う種類の性質に変化することでこのように色が変わります。ご覧のとおり、混ぜているだけで紺色、黄色、透明に色が変わり続けますが、この反応は最終的には止まってしまいます。
難しいことは分かりませんが、化学反応によって生まれた物質が連鎖的に反応を繰り返すことでこのような現象が起こります。ちなみに3種類の液体の中身は以下のようになっています。
液体A
0.2M KIO3
0.77M H2SO4
液体B:
0.15M malonic acid
0.02M MnSO4
Starch(ほんの少し)
液体C:
4.0M H2O2
これらの液体を混ぜ合わせることで、ブリッグス・ラウシャー振動反応を起こすことができます。また、これ以外にもいくつかの方法で同じような現象を起こすこともできるようです。
こちらは別のものです。どういった物質をどのように変化させているのかは分かりませんが、ブリッグス・ラウシャー振動反応が起こっています。