イギリスの若き発明者はゴミになるはずのダンボールを利用して掃除機を製作してしまいました。
発明したのは、ラフラバ大学で工業デザインを専攻しているジェイク・タイラーさん(22)で「このダンボール掃除機が香港や中国などのアジア市場での販売に大きな期待を持っています。なぜなら、この製品はとても安いのです」と語りました。
この掃除機「VAX」(掃除機ブランド)のEVモデルはタイラーさんがVAXの本社にインターンシップとして勤務した時のプロジェクトとして開発されました。開発にはVAXの本社の製品設計チームによってサポートされ完成しました。ダンボールのリサイクルを通しての環境への配慮が開発の動機だそうです。
この掃除機の凄いところは送られてきたダンボール包装がそのまま掃除機のパーツとなるところです。また、もしダンボールのパーツが壊れてもパーツ自体が安いため交換することが容易で、普通の掃除機ならパーツが壊れたら捨ててしまいますがダンボール掃除機では修理するためリサイクル効果が高まるとのこと。
ダンボールは防水・耐火コーティングがされており頑丈で、ダンボールのため絵を書いて好きな柄や色にカスタマイズでき、中の部品はリサイクル可能なプラスチックでできておりトコトン環境にやさしい作りです。
このダンボール掃除機は、持続可能社会への取り組みには難しい技術や大きな資本が無くても少しのアイデアで貢献できることを示してくれています。