昨日白いハチドリをご紹介したばかりですが、今度はオーストラリアのグレートバリアリーフで真っ白なザトウクジラが発見されました。この白鯨は体長12フィート(約3.6m)の子供だったようです。
今回、白鯨が見つかった場所はオーストラリアの東海岸、ウィットサンデー諸島の珊瑚礁エリアでした。
白鯨は非常に珍しく、オーストラリアの東海岸に生息している1万5000頭のクジラのうち、10~15頭程度しかいません。つまり、全体の0.1%程度が白鯨だとされています。
白鯨を目撃したダイバーのWayne Fewingsさんは、この体験を”一生に一度の経験”として「私達が漂流していたとき、小さなクジラの白い姿に気付きました。しかし、その光景を信じられませんでした。」と語りました。
白い身体は劣勢遺伝子による影響とのことで、この白鯨は両親共に白鯨の可能性が高いといいます。また、この白鯨はまだ確認されていなかった個体の可能性が高く、もしかすると1991年に発見された有名な白鯨「Migaloo」の子孫である可能性もあるようです。まだ遺伝子捜査がされていないため確定は出来ませんが、身体の特徴などから可能性は高いようです。
現時点では性別も分かっておらず名前も決まっていないそうです。
こんなクジラを見ていると、もしかするとどこかに「モービー・ディック」もいるかもしれないと思ってしまいますね。