作家の村上龍さんとエフエム東京社員の延江さんが、毎週時事について語っているRVR。今週は、インフルエンザを患った延江さんに代わって、株式会社G2010の船山浩平社長が、センター試験で相次いだトラブルについて語ります。
今年起こったセンター試験での度重なるトラブルについて村上さんは、「ヒューマンエラーや人に迷惑をかけることはそこまで非難されるべきことなのか」と指摘します。イタリアやインドでの体験した電車・列車のいい加減さと比較して、新幹線のスゴさを認める一方で、日本にはヒューマンエラーを認めない風土があるといいます。さらに、この風土によって失敗した人々は失敗を隠蔽しようとするようになるといいます。
問題点を指摘することは改善に繋がるため必要不可欠なものではありますが、やり過ぎると問題を拡大する事態にもなりえません。相田みつをが『にんげんだもの』と言ったように、現代においては多少の寛容さが必要なのかもしれませんね。