オランダで放送された科学番組で、信じられないような実験が話題騒然となっています。その実験とは、「お互いの肉を食べ合って、人肉が美味しいかどうか確かめてみる」というもの。
この無茶苦茶な実験を決行したのは、司会を務めるデニス・ストームさんとヴァレリオ・ゼナさん。お互いの身体から切り取った肉片を調理して食べたというのですが、いったいどんな味がしたのでしょう。
問題の科学番組は、オランダBNNで放送されているその名も「Proefkonijnen(モルモット)」という番組です。その名の通り、この番組では”ふざけた疑問”に対して自らがモルモットとなって全力で挑戦していきます。
今回の実験で、ゼナさんは腹の肉を切除し、ストームさんは尻の肉を切除しました。このとき切除した肉片は数センチ程度のものだったといいます。
番組の放送では、この切り取った肉をシェフが調理したものをお互いが食べ合いました。味に関して2人は「特別変わったものではない」という感想を残しました。
ストームさんは、「友達を見ながら、その友達の腹の肉をかんでいるのは奇妙だった」と答えましたが、友達の肉を食べたことに関しては後悔していないとも述べました。
また、カニバリズムを体現した2人に対しては、大きな批判なども巻き起こっているようです。
今回の件について、2人が”共食い協定”を締結し、自分たちの肉を互いに食べあうことを認め合っていたことから、合法だと主張しています。
弁護士によると、オランダでは共食いそのものが違法な行為ではないとしていますが、医者が健康な人間にメスを入れることが法律的な問題となる可能性があるとしています。
また番組側は、人肉は適切に調理されていたため、病気になるなどの危険性はないことを主張しています。