以前ご紹介した平らなスクリーンに映し出されたモノの感触を再現できる技術を搭載したアンドロイドタブレットを開発したフィンランド企業Senseg社が、実際にプロトタイプのタブレットを操作している映像を発見したのでご紹介します。この技術が確立すれば、画面に映るキャラクターに”触る”ことができるかもしれません。
映像では、タッチスクリーン上で指を滑らしているだけのように見えますが、触る場所によって触った感じが変化しています。この原理は、平らなスクリーンに映し出されたモノの感触を再現できる技術でもご説明したとおり、スクリーン上の映像に合わせて静電気を流すことで触感を変化させています。
タブレットを見た感じでは、現在使われているものと大きさなどもさほど変わらないように見えます。また、ほとんどのフラットスクリーンで利用可能とのことからも、導入するのに、それほどのコストや技術革新が必要でないのかもしれません。
これまでデバイスでは、あまり注目されていなかった触覚に関する技術だけで、今後の研究次第で大きな広がりを見せそうです。