常に革新的な製品開発によって世界をリードしてきたアップルが、1976年に発表した一番最初のコンピュータから、これまでにどのような進化を遂げてきたのかが分かる写真です。パソコン、マウス、ノートブック、音楽プレイヤー、スマートフォンなどの変化の遍歴は、千の言葉よりも雄弁にアップルの開発力と独創性を語ります。
1976年 – Apple I
最初のコンピュータ、型枠は木製でした。
1977年 – Apple II
すでに、現在のパソコンに通じるスクリーンとキーボードを備えています。これがパソコンのロールモデルになったと言えます。
1983年 – Apple Mouse
現在のマウスのデザインも、この時点から基本的に変わっていません。
1985年 – Macintosh XL
1985年にスティーブ・ジョブズが退社。
1987年 – (左)Apple Newton(右)iPhone
世界初の個人用携帯情報端末が誕生。20年後には右の形態にまで進化しました。
1989年 – Macintosh portable
現在のノート型パソコンにそっくりな形態になっています。
1991年 – Macintosh PowerBook 140
1997年 – 20周年記念のMacintosh
1997年にスティーブ・ジョブズ復帰。
1998年 – iMac G3
アップルに復帰したスティーブ・ジョブズが中心となって開発した製品。13年前の製品とは思えないほど革新的でスタイリッシュなデザイン。
2001年 – 最初のiPod
当時、普及していた最新の音楽プレーヤーがMDウォークマンということを考えれば大きさやデザインは革新的だということが分かります。
2005年 – iPod nano
コントローラを”撫で”て操作したときに感じた、驚きと感動は今でもよく覚えています。
2007年 – Apple TV
Apple Newtonから20年後、ここまで進化を遂げました。
そして2011年には爆発的大ヒットを予感させる「iPhone 4S」とジョブズ死去という事件がありました。
こうやってアップル製品の進化を見てみると、ジョブズが抜けた期間の進化の停滞は明らかです。これらの製品開発の過程を見ていると「アップルらしくないモノを作ることがアップルらしさ」だと分かります。イノベーションには、成功体験や既存の概念からの脱却が必要だということが分かっていたからこそ、ジョブズは「ハングリーであれ。馬鹿であれ。」と訴えたんでしょうね。