インドといえば、ターバン姿の男性に死体の浮かぶガンジス川、不衛生なホテルに舗装されていない暑苦しい道、なんていうイメージを持ってしまいがちです。ところがどっこい、今インドは経済発展が目まぐるしくボリウッドやおしっこジュースなど新しいものが生み出されています。
そして、今回ご紹介するインドで最も高価な列車「マハラジャ エクスプレス」も、発展を象徴の1つと言えます。
この「マハラジャ エクスプレス」は、2010年1月より営業を開始している最新の豪華列車であり、インドだけでなくアジアの中でもトップクラスの豪華さを誇ります。
8日間かけてインド全体を周る「マハラジャ エクスプレス」はタージ・マハル廟、カジュラーホー寺院郡、野生動物が暮らすランタンボールの国立公園、ワーラーナシーなどを見ることができます。
1人分の料金は1日で800ドル~1400ドル(約6万2500円~11万円)程度、プレジデンシャルスイートに至っては2500ドル(約20万円)と、かなりいいお値段をしています。
この列車はインド鉄道や観光公社が共同で出資した合弁会社が運営しており、「他にはない贅沢な旅行」をキャッチコピーに国を挙げての事業となっています。
ちなみに、食べ物と飲み物は無料なので、タッパーを準備してからご乗車ください。(冗談です)
列車は、宿泊場所、レストラン、バー、ラウンジ、発電機、店舗車を含む24車両で編成されており、乗客はマハラジャのような贅沢な気分を心行くまで楽しめる設計となっています。
細部の装飾にまで気を使いエレガントに仕上げられており、全てのキャビンには冷暖房などの空調、液晶テレビ、DVDプレーヤー、直通電話、インターネット、電子金庫などが兼ね備えられています。
エレガントな室内から、インドの田舎の風景を車窓越しに眺める旅も、なかなか良さそうですね。機会があれば、ぜひ乗ってみたい、そんな列車です。