以前お伝えしたスカーレット・ヨハンソンのヌード写真流出事件に新たな動きがありました。
ハリウッド俳優など、有名人50人以上の個人的な電子メールなどのアカウントにハッキングをかけたとして、FBIはフロリダ州ジャクソンヴィルに住むクリストファー・チェイニー容疑者(35歳)を逮捕したことを発表しました。
クリストファー・チェイニー容疑者。有名人の電子メールを読むことにはまっていたと主張しています。
被害にあったのは、スカーレット・ヨハンソン以外にもミラ・クニス、クリスティーナ・アギレラなどで、このうち複数人はヌード写真などのハッキングに成功したといいます。
チェイニー容疑者は「純粋な好奇心からハッキングを行った」「脅迫や自己の利益のために行ったわけではない」と証言しています。
今回の事件で、個人情報の盗難、個人情報への不正サクセスや盗聴など26の罪で起訴されました。
写真の他にもチェイニー容疑者は、財務情報、映画の脚本、電子メールなどをハッキングしていたといいます。
ハッキングの手口はソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を利用したもので、本人や友人が公開している情報(例えば誕生日、ペットの名前、家族の名前)などからパスワードを推測しアカウントをハッキング。その後、ハッキングした人物の友人などのメールアドレスなどを、芋づる式入手していたようです。
イギリスでは、メディア王として知られるルパード・マードックが盗聴の罪などに問われており、世界的に情報の取り扱いに関する問題が持ち上がっているようです。