アメリカ合衆国の航空機メーカーのロッキード社は、2009年からアメリカ空軍と協力して研究を進めてきた新型ステルス輸送機「Speed Agile」(スピード・アジャイル)を開発しました。この航空機が、実装配備されるのは2020年頃になるようです。
これまでアメリカ空軍は、高速で機動性に優れ、簡単に飛行場から離着陸できる輸送機を求めてきましたが、「Speed Agile」(スピード・アジャイル)はそれらの用件を満たしてくれるものとなりそうです。
開発にはロッキード社やアメリカ空軍だけでなくNASAも協力しているようで、すでにNASAの空気抵抗テストなどのデモンストレーションも終了しているといいます。
最近アメリカ軍では、この航空機以外にも時速2万kmで飛行できる新型飛行機「ファルコンHTV–2」などの開発も進めています。
これまでにない新型の機構を兼ね備えたこのステルス輸送機が、世界のパワーバランスをどのように変えていくのに注目していかなくてはいけません。