1995年に開催された「K-1 GRAND PRIX ’95」の準決勝戦で、相手選手を挑発するためにキスをしたところ、逆にキスを返されてちょっと仲良くなってしまうハプニングが発生しました。照れている様子が可愛いK-1選手をご覧ください。
睨み合う2人の選手。一触即発の場面で、相手を挑発するためジェロム・レ・バンナ選手が対戦相手のマイク・ベルナルド選手にキスをしました。すると今度は、ベルナルド選手がバンナ選手にキスを返し、ちょっと仲良くなってしまいます。
実はこの2人、K-1に参戦する前から対戦しており、お互いをライバルと認め合う盟友だったようです。特にベルナルド選手はバンナ選手をライバル視する発言が多く、プロボクシングからのK-1本格復帰後に強くなったバンナを参考にしてプロボクシングに挑戦したこともあったほど。
ベルナルド選手の現役引退セレモニーが行なわれた「K-1 WORLD GP 2006」開幕戦後のインタビューでベルナルドは「僕は結局K-1 WORLD GPで優勝できなかったけど、僕と同じ年にK-1デビューして今も初優勝を目指してるジェロムに僕が叶えられなかった夢を託すよ」とコメントしていました。ベルナルドの死去が報じられた際のインタビューでは「彼は本当のチャンピオンだと思う。向こうのことわざで”いい奴から先に逝く”というが、そのことわざの通りだ」と語りました。
この2人の熱い友情も、キスが影響を及ぼしていたのかもしれませんね。