2012年5月9日、イギリス・ケンジントン生まれのエジプト考古学者ハワード・カーターの生誕138年を記念して、グーグル検索のロゴデザインが「ハワード カーター」仕様に変更されました。
エジプト考古学者であるハワード・カーター（1874年5月9日 – 1939年3月2日）は、ツタンカーメン王の墓を発見した人物として有名です。
イギリス貴族を中心に遺跡発掘の資金援助を受け、1916年からカーナヴォン卿の援助でエジプトの王家の谷発掘を開始。そして、援助の契約が切れる1922年、「世紀の発見」と言われるツタンカーメン王の墓を発見しました。
王墓発見後、カーナヴォン卿が墓の公開直後に急死。さらに他にも発掘関係者数名が死亡。発掘のスポンサーとなったカーナヴォン卿が死に発掘関係者も数名次々と不遇の死を遂げたことで、当時のマスメディアで ”ファラオの墓の発掘に関係した者には呪いがかかり死ぬ”という話が書かれ、有名な「王家の呪い」あるいは「ツタンカーメンの呪い」伝説が広まりました。
カーターは世間で噂された「王家の呪い」とは何ら関係なく健康な人生を送り、1939年に64歳で息を引き取りました。
今回は、そんなハワード・カーターをデザインしたロゴであるため、ツタンカーメンのミイラをはじめとした発掘品の前でカーターがたたずんでいるものとなっています。
また、ロゴにカーソルを合わせると「ハワード カーター 生誕 138 周年」の文字が浮かび、クリックすることで「ハワード カーター」をキーワードとした検索結果が表示されます。
5月9日は、王家の谷を発掘しツタンカーメン王の秘密を解き明かしたハワード・カーターの誕生日でした。
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