2012年4月9日、イギリス出身の写真家エドワード・マイブリッジの生誕182周年を記念して、グーグルロゴのデザインが「エドワード マイブリッジ」仕様に変更されました。今回のグーグルロゴは、クリックすることで動く仕掛けとなっています。
エドワード・ジェームズ・マイブリッジ(1830年4月9日 – 1904年5月8日)は、イギリス出身の写真家です。
マイブリッジの功績は、改良したカメラを使った高速度撮影と連続写真によって、当時一般に議論されていたギャロップする馬の脚運びに決着をつけたことです。また、この馬の撮影はそれまでヨーロッパの絵画表現において支配的であった、前足は前方に、後ろ足は後方にそれぞれ伸ばして走るというのが事実とは異なっていることを示しただけでなく、得られた連続写真を用いて動的錯覚をもたらしたことで、衝撃を与え、喝采を浴びました。
マイブリッジの生み出した連続写真を見たエジソンは大いに触発され、後に映写機キネトスコープを発明することになります。そして、キネトスコープはシネマトグラフにつながり、映画が誕生することになりました。
マイブリッジの連続写真
今回のグーグルロゴは、マイブリッジの馬の連続写真をモチーフにしたものとなっており、ロゴをクリックすることで止まっているはずの馬が走っているように見えます。
また、ロゴにカーソルを合わせると「エドワード マイブリッジ 生誕 182 周年」の文字が浮かび、クリックすると「エドワード マイブリッジ」のキーワードの検索結果が表示されます。
現在の映画という文化に多大な貢献をしたエドワード・マイブリッジ。彼がいなければ数々の映画スターや映画による多くの感動も生まれなかったかもしれませんね。
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