製菓会社明治が発売しているお菓子「きのこの山」と「たけのこの里」には、インターネット上で互いに派閥が存在しており、これまでにもどちらが優れているかで激しい争いが行われてきました。今回は、コマ撮りした写真を繋ぎ合わせて動いているかのように見せる手法「ストップモーションアニメーション」を用いて、そんな「きのこの山」と「たけのこの里」を題材として作られたクオリティーの高い映像作品「きのこの山の暗殺者(修正版)-Assassin of the mushroom mountain-」をご紹介します。
あらすじは、きのこの山がたけのこの里を暗殺するために、たけのこの里陣営に潜入しようとしますが失敗し捕まってしまいます。そして、処刑台に送られたきのこの山が処刑されそうになったその時、どうにか処刑から免れたきのこの山とどこからともなく現れた仲間が、たけのこの里に反撃するというものです。
制作者のむょりん(myorin)さんによると、撮影枚数は400~500枚ほどで、剣は爪楊枝をホワイトチョコでくっつけ、きのこを立たせるためには(よく見ればわかる)特殊な技法(笑)が用いているということです。また、制作者自身はスタッフロールで「たけのこの山」と間違えているにもかかわらず、たけのこの里派だと主張しています。
この作品には、ホームパイやブランチュール、オレオなどのお菓子も使用されているそうで、スタッフロールからはココアパウダーの多用とその扱いの難しさが示されています。
カメラワークや音楽など、緊迫感のある演出が輝るおもしろい映像作品でした。