MRI(核磁気共鳴画像法)とは、核磁気共鳴現象を利用して生体内の内部の情報を画像にする方法であり、病院で患者がドーム型の機械に入っていく様子を見たことがある人も多いのではないでしょうか?
今回は、そんなMRI装置の磁力の強さを試してみた実験動画をご紹介します。これは想像以上にスゴイことになっています。
まず、金属片などをMRI装置の中に放り込んでみますが、磁力によってとんでもないことになっています。次にスパナにヒモを結んで引っ張らせてみると、スパナは空中に浮いた状態となっています。その引っ張れる力を測定してみると、500ポンド(約230kg)という数値を示しました。
最後に、イスにヒモを結んで近づけてみると、磁力によってイスまでもが空中に浮いてしまいました。そしてその力を計測してみると、2000ポンド(約900kg)以上となり測定は不能となってしまいます。
体内に人工関節や骨折部位の接合プレート、ボルトなどが入っている人が、MRI装置を利用した場合、強力な磁力に引き付けられたときに無理な方向へ関節が曲がって骨折する恐れもあるようです。想像以上の磁力を秘めていることがよく分かる、MRI装置の磁力実験動画でした。