2月1日、エジプト北東部ポートサイドのサッカー場でプロサッカーの試合後に暴徒化したファンらが衝突し、当局によると少なくとも74人が死亡、248人が負傷する事件が発生しました。また、負傷者数に関しては1000人以上という報道もあり詳しいことは分かっていないようです。
保健省幹部は国営テレビで「我が国サッカー史上最悪の事件」と発言。暫定統治中の軍最高評議会は徹底調査と責任者の処罰を約束しました。
ことの発端は、地元チーム「マスリ」が首都カイロのチーム「アハリ」を3対1で破った後に起きたました。地元メディアによると、アハリのファンが相手側を侮辱するような垂れ幕を掲げ、怒った地元ファンがグラウンドに入り込みアハリの選手を攻撃しようとし、これを防ごうとする相手チームのファンと衝突したといいます。さらに、火災なども発生した模様です。
この暴動では、ナイフでの攻撃や石、花火、瓶などが投げつけられており、また、銃声がしたという情報もあるといいます。死亡した被害者の多くはパニックを起こして逃げ惑う群衆による窒息、もしくは頭部への外傷によって死亡していました。
今回の暴動について、エジプト最大の政治勢力ムスリム同胞団を支持母体とする自由公正党は、旧ムバラク政権の支持者が扇動した可能性があるとの声明をウェブ上で発表しました。
行儀が良すぎると話題になった日本のサッカーファン
サッカーの試合でここまで大きな暴動になったのには、政治などを含めた理由もありそうですね。行儀が良すぎると話題になった日本のサッカーファンもなんだかちょっと違うような感じもしますが、見比べると海外のサッカーファンが評価する気持ちも分かりますね。