これまでにも、ウイングスーツで崖ギリギリを滑空する映像をご紹介してきましたが、映像と同じような飛行を行った男性が岩山に激突するという大事故が発生しました。
ウイングスーツジャンパーとして世界的に有名なジェブ・コーリス氏が、ウイングスーツでの飛行中に、南アフリカ共和国西ケープ州にあるテーブルマウンテンに激突しました。コーリス氏は、両足に大怪我を負ったものの奇跡的に一命を取り留めたといいます。
情報によると、3500フィート(約1070m)の山から飛び降りて滑空を開始したジェブ・コーリス氏(黒いスーツ)とカメラマン(青いスーツ)は、滑空しながらテーブルマウンテンの山肌ギリギリを撮影する予定でした。しかし、コーリス氏が高度を急激に落としたため、そのまま山肌に接触してしまいました。映像では、接触後そのまま山の向こう側へ墜落していく様子も確認できます。
山肌への接触後、数秒後に緊急パラシュートを開いたためどうにか墜落を免れ一命を取り留めたコーリス氏は、その後、ヘリコプターでケープタウンにある病院へ緊急搬送されました。
コーリス氏は、テーブルマウンテンでのジャンプは、今週で2回目だったということでした。
南アフリカ当局によると、テーブルマウンテンでのジャンプは、その頂上が平らな地形のため安全上の懸念があり禁止されている行為だといいます。今回の事故でコーリス氏は、禁止されている危険なジャンプに対する刑事責任も追求される可能性があるといいます。