冬になれば雪が降るのは当然ですが、イギリス・ウェールズ・ランカシャー州のリゾート地であるCleveleysという海辺の町では、なんと大量の“泡”の猛吹雪が吹き荒れて話題となっています。海から吹いてくる泡によって町中が泡だらけになり、歩行者や自動車のドライバーなどにも支障が出ているといいます。
泡が吹き荒れるこの日、家から出かけたがる住民はいませんでした。この泡がCleveleysの町を襲ったのは今回が初めてではなく、服や自動車の汚れによる損害が大きな問題となりつつあります。
環境庁は、現在この泡について調査中とのことですが、正体は海の藻などが作り出す物質によるものだと見られています。また、初期に採取したサンプルからは洗剤などの化学物質は検出されておらず、おそらく強風と潮と藻から出た物質が組み合わさって泡が発生していると考えられています。
この泡は、数年毎に1度は発生する周期的なもののようですが、今年は3回も発生しており泡の被害が拡大しているようです。今年の発生回数の多さに、住民から”洗剤ではないのか?”といった疑問が起こっています。
住民の一部からは洗剤を疑う声も上がっていますが、環境庁は藻を原因としています
このところ、この一帯では毎時90マイル(145km)の突風が吹き荒れており、この風によって発生した波が海沿いの遊歩道に激突し泡が発生、さらに突風によって町まで飛ばされてきているようです。
深い場所では90cmの泡が積もり、住民は出かけられなくなりました
毎時90マイル(145km)の突風による波が遊歩道に激突し、泡が発生か
泡が降ってくるなんてメルヘンチックな感じもしますが、真冬に泡まみれになれば間違いなく風邪をひき、掃除をすることを考えればうんざりしてしまいますね。