スラグ(鉱滓)とは、鉱石から金属を製錬する際などに、冶金対象である金属から溶融によって分離した鉱石母岩の鉱物成分などを含む物質ですが、これを投棄している様子をとらえた映像をご紹介します。
採掘現場にやってきた大釜は、鉱石から金属を取り出した後に残ったドロドロに溶けたスラグを投棄しています。真っ赤に燃え上がるスラグが地面を流れる様子は、まさに地獄絵図といった感じです。釜の大きさを考えると、大量のスラグが投棄されていることがよく分かりますね。
スラグは、鉱石を溶かして金属を取り除いたあとのもののため非常に大量でます。現在では、これらのスラグを鉱山の防火壁、道路の路盤材、グラウンドの舗装材、建築用断熱材であるロックウールの原料などに利用されています。また肥料や土壌改良材としても利用することが研究されています。
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