子供の頃には、誰もがスーパーヒーローに憧れ、将来の夢にするのはむしろ自然なことと言えるでしょう。しかし、大人になれば自然とヒーローから気持ちが離れていくものです。
ところが、フィリピン人デザイナーのハーバート・チャベスさん(35歳)は、子供の頃の夢を捨てることなく整形手術によって本当にスーパーマンになってしまいました。
チャベスさんは、スーパーマンになるべく鼻、頬、唇、顎などの顔の整形手術はもちろんのこと、肌の色を変える手術や太ももの形を変える手術まで受けました。10年以上の歳月を費やして行った人体改造の結果、見事スーパーマンそっくりの容姿を手に入れることができました。
具体的に行った手術は、鼻を高く作り直し、太ももをスリムにするための一連の手術、浅黒い皮膚を白くするための注射などを行ってきました。また、スーパーマンに更に近づくため、腹筋をムキムキにする手術と背を高くするための足に金属を入れる手術を計画しています。
子供の頃に、車を持ち上げるスーパーマンを見て以来、スーパーマンの記念品やグッズの収集を開始しました。現在、彼の家には、スーパーマンのコップ、Tシャツ、ベッドカバー、ポスター、フィギュア、彫刻などの膨大なコレクションがあります。
現在では、昼はドレスデザイナーとページェント(ショーや仮装行列の)トレーナーとして働き、仕事が終われば「村のスーパーマン」としての夜の顔を持っています。
しかし、彼に対して精神科医は頻繁な整形手術による”身体醜形障害”の恐れがあるとコメントしています。
誰しも変身願望くらいは持っていますが、ここまで変身する人も珍しいのではないでしょうかね。