夫が性転換して女になる!?奇妙ないきさつで2度結婚することとなった夫婦


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もし、パートナーが「性転換をして異性になりたい」と言い出したら、皆さんはどのような決断を下すでしょうか。多くの人は、パートナーと別れて別々の人生を歩むことでしょう。しかし、この夫婦は違いました。

イギリスに暮らすバリー・ワトソンさんとアン・ワトソンさんの夫婦は、他の多くの夫婦と同じように互いに愛を誓い合い、2002年に結婚をして、幸せに暮らしてきました。しかし、結婚から9年目にアンさんはジェーンさんという女性と再び結婚することとなりました。

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アンさんが2度目に結婚した女性ジェーンさんは、実はそれまで結婚していた夫で男性のバリーさんが性転換をして女性として生まれ変わった姿でした。

はじめ、バスドライバーとして働いていたバリーさんが、性転換をしたいことを妻のアンさんに伝えたときアンさんは激怒しました。そのとき、アンさんはバリーさんが浮気をしたと思い悩んでいました。しかし、最終的にはハッピーエンドとなりました。

バリーさんは、子供のころから母親の服を着て楽しむなど、他の男の子とはあきらかに違う行動をとっていました。また、自分の服をとりにいかされるときには、刑務所に連れ戻されるような様子だったそうです。

大人になったバリーさんは、ドレスやハイヒールなどの女装をして知り合いがいない街に出かけて楽しむようになりました。しかし、自分の性のギャップを知りながらも現実との折り合いをつけなければならないと男性として生きる決意をし、新聞の出会い系広告で女性との出会いを模索して、1995年にアンさんと出会いました。2人は意気投合して付き合い始め、2002年には結婚することとなりました。

しかしその後、幸せな結婚生活を送りながらも、バリーさんは女性として生きていくことがどうしても諦められずにいました。そして、2008年に、とうとうアンさんに女性として生きていきたいことを告白しました。

バリーさんは、「深く愛した女性に女性になりたいということを伝えるのは非常に難しかった」と語っているとおり、夫婦にとっても夫の性転換は多くの苦悩がありました。アンさんはバリーさんのことを理解しようと努力しましたが、バリーさんのドレス姿を始めて見たときには、ドレスをハサミで切り裂いてしまったといいます。しかし、アンさんはバリーさんのことを想い、少しずつ気持ちが変わっていきました。

そして、バリーさんはアンさんの応援を受けて性転換を実行に移し始めます。女性ホルモンの投与によって、肌を柔らかくし毛を薄くする処置を受け、戸籍も変更し、ジェーンという女性に生まれ変わりました。

昨年には、2人の愛を確かめ合うために再度、結婚式が開かれジェーンさんとバリーさんは再び結婚することとなりました。また、現在では、一緒にドレスを買いに行ったり、アンさんの服や化粧道具をジェーンさんが借りたりすることもあるといい、関係は非常に良好だといいます。

ジェーンさんは、「人々の中には私が奇妙・異常だと思う人もいるでしょう。しかし、私の全ての問題はアンへの愛だけなのです」と語りました。

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