なぜ、社会は失敗するのか?グリーンランドの鉄器時代のノース人、森林伐採のイースター島、そして現代のモンタナの教訓から、『銃・病原菌・鉄』で有名なジャレド・ダイアモンドは崩壊が近い徴候や「(我々がその徴候に気付くのに間に合えば)どうやって我々は崩壊を防ぐことができるのか?」を語ります。
ジャレド・ダイアモンドは、過去に存在した社会の崩壊から「いかにして文明崩壊が起こるのか」と「どうすれば文明崩壊を防げるのか」を語ります。
ジャレド・ダイアモンドによると、文明崩壊の主な5つの理由は「資源の枯渇」「気候変動」「近隣の社会との関係」「敵対する社会との関係」「社会における政治・経済などの文化要素」だといいます。そして、これら5つの要素を現代の社会に当てはめてみると、大きな問題が山積していると指摘します。
現代は、社会が非常に大きく変化しているため、これまで”最良”とされた決断が、今日では”最悪”となることも多々あります。多くの人が、歴史を学び、社会の変化に目を向けなければ文明崩壊は防げないのかもしれません。