アメリカ発のドーナッツのファーストフードチェーン店「ダンキンドーナツ」が、韓国でサブリミナル効果を用いたコーヒー宣伝実験を行ったようです。音声、香り、看板などは、人間の行動にどのような影響を与えるのでしょうか。
サブリミナル効果とは、意識と潜在意識の境界領域より下に刺激を与えることで表れるとされている効果のことです。
今回、韓国のソウルで行われた実験では、ダンキンドーナツのチェーン店の目の前のバス停で停車するバスの中で、機械を使ってダンキンドーナツのコーヒーの宣伝音声とコーヒーの香りを流すというもの。さらにバス停には、ダンキンドーナツの看板も設置されました。
またバス停の近くには、ダンキンドーナツのチェーン店以外にも、スターバックスなどのコーヒーを販売している店が多数存在します。
この見え見えの宣伝に、多くの人が「効果なんてないだろう」と思うでしょうが、実際には音声や香りは人間の行動に大きな影響を与えるようです。
このキャンペーンを行っていた期間、ダンキンドーナツへの来店者は16%上昇。さらにコーヒーの販売は29%上昇したそうです。
本人は意識していなくてもイメージを無意識に刷り込むだけで、行動に意外と大きな影響を与えるようですね。恐るべき、サブリミナル効果でした。