この圧縮空気自動車「AirPod」は、設置されたタンクに空気を圧縮して入れておき、その空気が噴出する力を使ってピストンを動かすというユニークな三輪自動車です。排気ガスを出さず自然環境への負荷も少ない圧縮空気自動車が走る映像をご覧ください。
この圧縮空気自動車「AirPod」は、MDI社が2009年に開発した製品。大人3人、子供1人が乗れる三輪自動車で、ジョイスティックによって運転します。
動力源には、従来の自動車のようにガソリンや電気は使わず、圧縮された空気を使用します。そのため、公害などを引き起こす排気ガスは一切出しません。
最高時速70kmで、175リットルの容量がある圧縮空気タンクを満タンにすれば200kmの走行が可能。タンクを満タンにするのにかかる時間は2分で充填費用は1ユーロ(約100円)。車体価格は1万ドル(約80万円)となっています。
事故を起こした際に圧縮空気タンクが爆発する可能性や過酷な環境の中を走るだけの性能があるのかが心配ですが、そもそもの用途が空港内での使用や街乗り用となっているため、ちょっと乗るにはいいかもしれませんね。