自動車メーカー「ボルボ」は、先頭の車両だけを運転すれば後続車両が自動で追走する半自動走行システム「ロードトレイン」を開発しました。この技術を用いれば、先頭を走る車両のドライバー以外は運転をする必要がありません。
動画では、後続車両のドライバーは運転をしていませんが、先頭車両を追走しているのが確認できます。
この技術を用いれば運転するのは先頭を走るプロのドライバーだけ。後続車両は先頭車両の半制御下で自動運転を行います。
車には先頭車両と行き先などの情報交換をするためのナビゲーション・システムと送受信機を搭載しており、ロードトレインに加わりたい場合は先頭車両に合図をし、最後尾に付き先頭車両の制御下に入ります。抜ける場合にも、先頭車両に合図をし離脱します。
ロード・トレインの主な利点は渋滞の緩和、事故の軽減、移動時間の活用(食事・ノートパソコン・新聞など)、スリップストリームによる燃費向上(約20%の燃料節約が実現)などです。このプロジェクトは2009年に開始し、最近公道での走行テストに成功しました。
技術や労力を必要とし、1つのミスが大きな事故に繋がる自動車の運転が自動で行われるようになれば、物流システムや生活が激変しそうですね。