7月27日にイギリスで開幕されるロンドン五輪(ロンドンオリンピック)にあわせて、チェコのアーティストがイギリスで有名な2階建てバスを「アスリート」へと変身させました。真っ赤でガチムチした逞しい肉体で腕立て伏せをしている前代未聞の2階建てバスの様子をご覧ください。
きゅっと引き締まった男らしいお尻に真っ赤な車体から不気味に伸びた2本の腕。スイッチを入れると、6トンもあるバスが腕立て伏せを始めます。さらに腕立て伏せの最中には、録音された男性の生々しいうめき声も聞こえてくるほど徹底した仕上がりになっています。
「London Boosted」と呼ばれるこの作品を制作したのはチェコのアーティスト、デービッド・サーニーさん。1957年製の2階建てバスをオランダの所有者から買い取り、電気エンジンやサスペンション機器を使って作り上げました。
目的は五輪開催を祝福するためだといい、「腕立て伏せは世界中のスポーツマンにとって共通するトレーニングだから」「腕立て伏せはスポーツのためのトレーニングだが、同時に軍隊や刑務所では刑罰に使われている」「だから非常に普遍的な身体活動である腕立て伏せは、皮肉なものでもある」と語りました。
金曜日には、チェコのオリンピックハウスがあるロンドン北部のイズリントンに運ばれました。
この彫刻は、ヨーロッパの一部の政治家から抗議が起こっており、物議を醸しています。
以下は制作の様子