先日、デヴィ夫人が「大津市いじめ自殺問題」を言及したブログ記事の誤りを謝罪しましたが、すでにネットに掲載された誤情報から被害が出ているようです。
大津市立中学2年の男子生徒(当時13歳)が自殺した問題に絡み、いじめた側とされる男子生徒の祖父として実名をインターネットに掲載された元滋賀県警警察官の男性が、県警に名誉毀損(きそん)容疑で被害届を出しました。男性は、現場近くの交番に勤務していましたが、生徒とは関係がないといいます。県警が14日明らかにしました。
県警によると、ネット上で「祖父は滋賀県警のOBだそうです」などと男性は指摘され、実名や現在の勤務先などを晒されました。職場に電話が相次ぎ、今月7日に草津署に被害を届け、同署が捜査を進めています。
また、県警は14日、男子生徒の自殺問題で、生活安全部に設けた専従捜査チーム25人に、各警察署からの応援捜査員15人を加えると明らかにしました。学校が生徒に聞き取り調査したメモ類など押収資料の分析や、生徒や教師らの事情聴取に人手が必要と判断したためといいます。
憤りや正義感から無関係な人を巻き込み、その結果、さらに「大津市いじめ自殺問題」の原因追求が遅れるという事態が起こってしまっているのかもしれませんね。