ピンクの身体にヒョウのような斑点模様、頭からは白いモヒカンのような毛を生やした生物が、中国・河南省・新郷市の街に現れ、地元住民に恐怖を与えました。新郷市は、科学研究施設や医療学校に近いことから、地元住民は研究所から逃げ出した実験動物だと思ったようです。
この動物を実際に目撃した住民は「ピンク色の肌をしたブタのような生き物は、遺伝子組み換え実験で誕生した生物のようだった」と語りました。
通報を受けて駆けつけた警察によると、この生き物は施設から逃げ出したキメラなどではなく、高級品種「チャイニーズ・クレステッド・ドッグ」という犬ことだといいます。この品種は、世界で最も醜い犬コンテストでも常連となっており、有名な例として今年3月に死んだ世界一醜い犬ヨーダはチャイニーズ・クレステッド・ドッグとチワワのハーフ犬でした。
奇抜な見た目から「謎の生物」扱いされてしまったこの犬。たしかにどう見ても普通の犬には見えず、住民が勘違いしてしまったのも無理ありませんね。