カリブ海のオランダ自治領シント・マールテン(セント・マーチン島南半部)には、大型旅客機がビーチ上の低空を通過して着陸することで知られているプリンセス・ジュリアナ国際空港が存在します。この空港での名物は、大型飛行機の「後方気流」を体感できることです。
今回は、そんな「後方気流」を体感しにきたものの、あまりの強風に吹き飛ばされて頭を強打してしまった女性をとらえた映像をご紹介します。
大型旅客機が離陸態勢に入った瞬間、後方気流に対応して金網にしがみ付く人やその場から逃げる人が見られます。そして、徐々にエンジンの出力が上がると、それに合わせて強烈な後方気流が発生します。
最初は金網に使っていた赤い服の女性ですが、後方気流の勢いが最高潮に達すると風に負けて吹き飛ばされてコンクリートに顔面を強打してしまいます。その後、この女性の周りには多くの人が駆け寄り警察から事情を聞かれるハメとなったようです。
ちなみに、ビーチでは飛行機が離陸する際の「後方気流」が体感できますが、1日10回程度離陸する大型飛行機の「後方気流」は大変危険であり、「気をつけないと死にますよ」という意味の看板が立っています。