デス・スターというと、映画『スター・ウォーズ』シリーズに登場する架空の宇宙要塞であり銀河帝国の最終兵器とされています。このデス・スターですが、ある試算によるとそのの建造費用が85京2000兆ドル(約679京円)かかることが明らかとなりました。
デス・スターは、直径が120kmもある惑星型兵器・宇宙要塞で地球と同規模の惑星を一撃で破壊することができる兵器「スーパーレーザー」が搭載されています。た、艦隊による妨害を排除するために数百機の艦載機と各種ターボ・レーザー砲により武装しています。また、通常航行のためのイオン亜光速エンジンと、ワープのためのハイパー・ドライブを備えた巨大宇宙戦艦(戦闘ステーション)でもあります。
今回の試算では、このデス・スターを建設するために必要な鉄や建築するための時間などから算出されました。
現在の軍艦の密度に基づくと、デス・スターを建設するためには約1000兆トンの鋼が必要であり、地球の鉄を全て使えば20億個のデス・スターを建設可能だといいます。そして、その鋼を作り出すためには83万3315年の歳月が必要であり、これらを組み上げてデス・スターにするためには85京2000兆ドル(約679京円)ほどかかるようです。
この試算が本当に妥当なのかは分かりませんが、ざっくり計算しただけでも相当の労力と費用が必要なことは分かります。また、建設期間が長すぎるので作っている間に壊れていってしまい永遠に完成しない可能性も考えられます。
ちなみに、2012年の日本の国家予算が90兆円ということですから、ざっと計算すると75万4500年分の日本の国家予算に相当するということのようです。
宇宙時代がすぐそこまで来ていますが、人類がデス・スターを建造できるようになるには相当先のようですね。