アメリカの動物愛護団体は、捨て犬から8日に生まれたメスの子犬「ビヨンセ」が世界で最も小さい犬である可能性があるとして、ギネス世界記録に申請しました。生まれたときは、スプーンにのるほど小さく、生後2週間たっても体長は9センチほどで、スマートフォンをベッド代わりにでき、紙コップに入ってしまうほどの大きさしかありません。
体長は9cmと非常に小さく、身近なもので例えるとクレジットカードサイズだといいます。
名前の由来は、アメリカの人気歌手ビヨンセにちなんだもの。ダックスフントの一種で、アメリカ・カリフォルニア州で、動物愛護団体によって保護された犬から生まれました。
団体によると、出産前の超音波検査で5匹いる中に1匹、非常に小さいこと固体(ビヨンセ)がいることが分かったため、死産になるとを予想していました。予想は的中し、生まれたときには呼吸や心臓の動きがありませんでした。しかし、獣医師による懸命の措置で一命を取りとめたということです。
また、口が小さすぎて母親から母乳を飲むことができず、団体のスタッフによって哺乳瓶で授乳されています。
団体では、ビヨンセが世界で最も小さい犬である可能性があるとして、ギネス世界記録に申請するとともに、「ビヨンセやその母親は、捨て犬として施設に引き取られる何千もの犬の一例にすぎない。こうした犬の多くは安楽死させられることを忘れてはいけない」と話しています。
ビヨンセは数か月後には希望する家庭に引き取られるということです。