クモに頭部をガブリとかじられて瀕死状態になっている女王アリを、助けることなく必死になって交尾する複数の雄アリをとらえた自然ムービーです。愛なんてあまっちょろいものは存在しない、あまりにも残酷すぎる自然をご覧ください。
この映像は、野生動物写真家アドリアン・スキッピー・パーカート(Adrián Skippy Purkart)さんが撮影したものです。頭部をクモに食べられて瀕死状態の女王アリを助けずに、必死に交尾をする雄アリがとらえられています。
アリは、成熟した巣から羽を持つ処女女王アリと雄アリが多数飛び立ち、結婚飛行を行い空中で交尾をします。空中で交尾した雄アリは力尽きて死にますが、処女女王アリは貯精嚢に交尾した雄アリから得た一生分の精子を貯蔵し、地上に降り立った後に自ら羽を落とし、巣穴を掘るか木の皮の隙間などに潜むなどして女王アリとしての最初の産卵行動に入ります。
この映像の女王アリは羽が付いていることから、空中交尾中にクモに捕まった処女女王アリのようです。そのため、雄アリたちは女王アリが分泌するフェロモンにひきつけられており、交尾に陶酔してしまっているためこのようなことになっているようです。
非常に残酷で厳しい生態系の一面をとらえた自然ムービーでした。
厳しいがこれが現実か…
まぁ生きるための本能で動いている、昆虫とちがって
人間は感情があるからねぇ
全体から見れば人間の方がおかしいんですけどね…