マルセル・ディックが、皆さんの食生活に「虫」を取り入れる方法を論じます。彼は気難し屋のシェフや食わず嫌いの食通たちへメッセージを送ります。イナゴやいも虫などは 肉に負けない風味や栄養があり、その上、環境や経済にもやさしいといいます。世界を救うかもしれない「昆虫食」についての講演をご覧ください。
虫は、世界中の80%の人々に食べられているといい、その数や種類は豊富だといいます。また、環境や経済に対しても大きな影響力を発揮するとしています。
さらに、普段、虫を食べていないと思っている人々も、実際にはトマトスープやピーナッツバター、チョコレートや麺類といった日常的に食べられている物に添加物という形で入れられていたり、紛れ込んでいたりするといいます。その量は意外に多く、アメリカで年間平均500グラムの虫を食べています。
現在、地球上の人口は増加する一方にあり食糧問題は深刻なものとなっています。また、この食料の中で肉というものは環境に多くのコストを必要としています。しかし、家畜の代わりに虫を使えば、これらの環境コストを大きく削減することができるということを主張します。
日本では、一部の地域において虫を食べる文化はありますが、ほとんどの人は昆虫食に嫌悪感を抱いています。この意識を変えるだけで、現在人類が抱えている環境問題や食糧問題を簡単に解決出来るかもしれませんね。