大学院生の頃 シンシア・ブリジールはなぜ火星ではロボットを使っているのに 私たちのリビングルームにはいないのか考えました。彼女が気づいた鍵は、人々と交流できるようにロボットを学習させようとするものでした。今彼女は、そのような考えのもとで、人に教えたり、学習し、一緒に遊べるようなロボットを作っています。大阪大学教授の石黒浩が語る「人とアンドロイドとメディア」とも通じる、子供達のための新しいインタラクティブ・ゲームの驚くべきデモをご覧ください。
シンシア・ブリジールは、まるで友達のように接することが出来るロボットの開発を行っています。最初に開発された「キスメット」は、話すことができないものの世界初の社会的ロボットとなりました。その後もロボットの開発を続け、その中でロボットは社会的技術であることを発見しました。
また、通信手段としてのロボットの利用を提案し、スクリーンや音声だけの通信よりもロボットを介した通信の方がよりコミュニケーションを取れるといいます。
さらに未来のメディアにも言及し、ロボットを使って子供たちが現実世界と仮想世界を飛び越えられるようなゲームを提案します。
ブリジールが提案する環境で育った子供たちにとって、現実世界と仮想世界には隔たりがなくなるのかもしれません。また未来では、人間とロボットの境界も曖昧なものとなりそうですね。