40年前から、人間にとって代わって全ての労働は最先端のロボットが行われると言われてきましたが、実際には違法移民の手によって行われています。しかし、ホッド・リプソンが、学習し、自己理解が可能で更に再生能力も有する、未来の労働者になるかもしれない素晴らしいロボットを披露します。
ホッド・リプソンは、シュミレーション上で進化によってモデリングされたロボットを実際に制作し、さらに自律学習を行わせることによって課題を解決するロボットを生み出しました。また、他のロボットでは材料とエネルギーを与えることで自己増殖まで行ってしまうロボットまで制作しています。
これらのロボットの大きな意味は、これまでのロボットのように人間や動物をモデルにデザインしたわけでなく、自発的にモデルをデザインさせた、いわば”育成”したところにあります。人間も動物も特定の仕事をするために進化してきたわけではないため、どれだけ模してもロボットが行うべき仕事に最適化されたデザインを引き出すことは難しいです。しかし、この方法なら求めている作業に適したデザインへ変化する可能性は大いにあります。
ロボットを開発する上で、今後、こういった育成型の方法によって有益なデザインが生み出されていくのかもしれません。