火炎瓶とは、ガラス瓶などにガソリンや灯油などの可燃性の液体を充填した簡易な焼夷弾の一種ですが、今回はこの火炎瓶が燃え上がる様子をスローモーション撮影した映像をご紹介します。
壁に投げつけた火炎瓶は、破裂と同時に大きく燃え上がり、周囲に炎を撒き散らします。スローモーション映像を見ると、炎が瞬時に大きく広がっている様子がよく分かります。
投擲された火炎瓶は着地した衝撃で瓶が割れ、燃料が飛散するとともに発火します。つまり着発式の投擲武器といえます。
瓶にガソリンなどを入れ、布などで栓をするだけでも火炎瓶として機能します。この場合、火種(栓にした布に火をつけるのが一般的)をつけてから投擲する必要があります。密封が甘いと投擲時に詰めた布が外れてしまう事故が起きることがあり、投擲者自身に火がつくおそれがある危険な武器でもあります。この素朴な方式の火炎瓶は身近な材料だけで製造できるため、急造兵器としてよく使われます。