先日、ディズニーが開発した人間の表情を完全再現するアンドロイドロボットをご紹介しましたが、ディズニーは私たちの想像を超える驚くべき技術を開発し続けているようです。今回は、植物をインターフェースに変えてしまうシステム「BOTANICUS INTERACTICUS」をご紹介します。
このシステム「BOTANICUS INTERACTICUS」は、植物が植えられている土に装置を突き刺すだけで植物をインターフェースに変更してしまいます。
このシステムに組み込まれた植物に触れるとコンピュータの操作を行うことが可能となります。この秘密は、植物の中に流した微弱な電気の変化を感知することにあります。
植物の茎、葉といった部位によって水分量が異なるため、触ったときに電気の流れ方は微妙に異なります。さらに触る位置によっても電気の流れ方は変わるため、その”電流の微妙な変化”を読み取ることでインターフェースとして機能させています。
以前ご紹介したディズニーが研究開発した最新タッチセンサー技術と似ているこの技術。無機物だけでなく有機物を使ってデバイスを操作できるユニークな技術と言えそうです。
ウォルト・ディズニー・カンパニーがこういった技術開発を進めているのは、買収したピクサー社や役員となった故スティーブ・ジョブズ氏の影響があるのかもしれません。エンターテインメント会社としてだけでなく技術開発の分野でも期待できそうですね。
この技術が進んだら、人間が奴隷用に栽培した人間の身体をコンピュータ代わりにしたりするようになるのかしら。
と、予言めいたことを言ってみる。