夏になると、多くの人が海やレジャープールへ出かけますが、日本では休日が短く期間が多くの人々と重なっているため、とんでもない超満員になることもしばしばです。一方で人口世界一の中国も、同じような現象が起こっているようです。今回は、混雑しすぎていて地獄絵図と化した日本と中国のレジャープールの様子をご紹介します。
こちらは日本の東京にある「東京サマーランド」の様子をとらえた映像と写真です。世界トップクラスの人口密集都市である東京の人々が短い休みに集中して訪れるため、プールは尋常ではない状態へと変貌しています。
あまりに人間が多いため泳ぐことができず、波の起こるプールでは水ではなく人間の波が発生しているような状態となっています。
ちなみに、人間が多いにも関わらず(飲みたいかは別として)プールの水は飲めるほど清潔とのこと。
ここからは中国のプールです。
中国では、プールを泳ぐことよりも避暑に使う傾向があります。また、日本と同様に多くの人々が一定期間に大勢訪れるため、プールの中は「人、人、人、ひとぉぉぉおお!!」状態となります。
最大級のプールではん、一度に23万人が入れるものまで存在します。
しかし、日本のプールと決定的に違うのはその清潔さ。昨年発表された中国保健省の報告によると、中国の24地方、5639の公共プールでテストをしたところ、全体に占める10%のプールで尿素レベルが安全基準の限界を超えていたといいます。
さらにプールの水からは、大腸菌を始めとした細菌も多く検出されており、非常に危険な水であることが分かりました。
2008年には、北京にある市営プールで4万7000人の客が汚染されたプールで泳ぎ、3158人が毒に侵され1人が死亡する事件が発生しました。このプールの水が汚染された理由は、人間の尿と排便によるものでした。
数ヶ月という長い休みをとって、のんびりと海で泳ぐヨーロッパの人々にとっては、日本や中国のプール事情は拷問としか思えないでしょうね。世界が驚くアジアのプール事情でした。
サマーランドも似たようなもんだ
地獄の東アジア(笑)チンチャンチョンと言われるのも無理ないな